
アメリカの経済指標について
世界一の経済大国であるアメリカの経済状況は、世界各国の経済に大きな影響を与えます。
国内が好景気なら世界各国の状況は上向き、反対に不景気に陥ると全世界的な経済危機が起きるほどです。
アメリカの国内情勢は良くも悪くも市場に大きな影響を及ぼすので、FXのトレードでも常に注視しておかなければいけません。
アメリカの状況を表わす一つの目安が、経済指標です。
定期的に発表される経済指標により為替レートも大きく動くので、FXのトレードをするなら発表のタイミングは見逃さないようにしましょう。
現在のアメリカには、市場に多いな影響を与える経済指標が100以上あるといわれています。
その中でも特に重要な経済指標は、アメリカ国内の雇用状況を表わしている米国雇用統計です。
米国雇用統計は全世界で注目を集められており、発表日にはライブ中継を開催するFX会社もあるほど大きな影響を与えます。
FXで重要な経済指標である米国雇用統計は、原則的には毎月1回第1金曜日に発表されます。
日本時間では毎月第1金曜日の21時30分か22時30分に発表されるので、FXのトレードをしているならいち早くチェックしましょう。
米国雇用統計ではさまざまなデータが発表されますが、注目したいのは非農業部門雇用者数と失業率の2つです。
また最近では平均時給のデータも注目されており、これによってドル買いの可能性を探ることができます。
アメリカで最も重要な経済指標をチェックするのは、FXでは基本中の基本です。
雇用統計
毎月月初めの金曜日、4月から10月(夏時間)は日本時間の21:30、11月から3月(冬時間)は日本時間の22:30に発表。
経済指標の中でアメリカの雇用統計が一番注目されます。予想値より良ければドル高、悪ければドル安となる傾向にあります。
GDP
四半期ごとに3回に分けて、4月から10月(夏時間)は日本時間の21:30、11月から3月(冬時間)は日本時間の22:30に発表される。
速報値、改定値、確報値とあるが一番注目されるのが速報値。
ISM製造業景況指数
毎月第一営業日に発表
50以上がドル高要因、50未満がドル安要因
ISM非製造業景況指数
毎月第3営業日に発表
50以上がドル高要因、50未満がドル安要因
ADP雇用統計
雇用統計発表の2日前に発表
雇用統計に先行する情報として注目されます。
鉱工業生産指数
毎月中旬発表
前月比よりプラスでドル高要因、マイナスでドル安要因
中古住宅販売件数
毎月下旬発表
耐久財受注
毎月下旬発表
消費者信頼感指数
毎月月末発表
ミシガン大学消費者信頼感指数
毎月10日前後発表
生産者物価指数
毎月中旬発表
フィラデルフィア連銀指数
毎月第3木曜日発表
まとめ
アメリカの経済指標は世界的な経済に大きな影響を与えます。
特に注目されるのは米国雇用統計であり、毎月第1金曜日に発表されます。
非農業部門雇用者数と失業率が重要なデータです。
他にもGDP、ISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数、ADP雇用統計など様々な指標があります。
これらの指標はFX取引において重要な要素となりますので、トレーダーは発表日や予想値に注目し、為替の動きを注意深く観察する必要があります。
コメント