
最近ニュースや雑誌で話題になっています、長期国際分散投資ですが、どのようなものなのでしょうか?
メリット・デメリットについて考えてみたいと思います。
長期国際分散投資とは?
最近話題になっているように思います、長期国際分散投資投資ですが、これは資産を全世界のいろいろな銘柄に分散させて投資をするというものとなります。
なぜこれが最近話題になっているのかと言いますと、国内だけで資産を投資していても日本経済が回復しない限りは資産は増えません。
逆に減っていく危険性が感じられます。
よって全世界の幅広い銘柄に資産を分けて投資をしておけば、どこかの国の景気が悪くても別の国は景気が良いということもあり、リスクを減らすことが可能となることから人気があります。
さらに長期的には世界経済は右肩上がりでいくだろうとの予測から、長く持ち続けて利益を上げていくのが良いと言われています。
長期国際分散投資のメリット
人気の長期分散投資としてあげられるものに全世界株式インデックスファンドなどがあげられます。
このサービスを利用し、毎月自分の決めた金額をコツコツと積み立てていけば、後は自動で分散をして投資をしてくれるので、一つ一つどの銘柄に投資をしようかと考える必要はなく楽です。
さらに一つの国の景気に左右されることが少ないことから、リスク回避にもつながります。
短期的には世界情勢の変動があり、資産が目減りすることもあるかもしれません。
ですが先ほど説明した通り長期的には景気は良くなるとの考えから、楽に資金を増やせる所がメリットです。
長期国際分散投資のデメリット
いろいろな国に分散して投資をすることにもデメリットは存在します。
分かりやすい例が2007年~2010年の世界金融危機が挙げられます。
サブプライム住宅ローン危機を発端としたリーマンショックと、それに関連した国際的な金融危機のことです。
この場合は全世界のあらゆる金融市場が一斉に暴落をしました。
これにより基準価格が30%近く減ったようです。
分散して投資をした目的として、どこかが悪くなっても、別のどこかは良いということで資産を減らさなくて良いと考えた点にあるはずです。
ですが、100年に一度と言われる金融危機で全部が暴落したために資産を減らすこととなったのです。
短期的にはこのようなことは毎年のようにあります。
この金融危機のように30%近く目減りし、それを元に戻すだけでも相当な年月がかかります。
次に全世界に分散するデメリットとして、少ない資産ですと、ほとんど増えていかないという点です。
本来は資産を多く持つ人が、その資産を減らさないようにするという意味合いの方が強く、得られるリターンは年4%くらいと言われています。
年利4%となりますと複利計算の結果、大きく増えていくことにはなりますが相当な時間がかかるのも間違いありません。
よって長期的に考える必要があります。
長期国際分散投資におけるポートフォリオ
例えば年金積立金管理運用独立行政法人の場合には2020年4月1日からの5年間、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式にそれぞれ25%ずつ積立金を分散しています。
それ以前には世界経済の状況によって比率を変えています。
2001年度以降の累積収益はリーマンショックの時期を含めても、年率平均+3.79%、累積収益額は107.6兆円となっています。
よって年金運用のポートフォリオを参考にしてみるのも良いかもしれません。
リスク回避のためにやるべきこと
長期的に資産を増やす場合は、上記で紹介したような長期国債分散投資も良いと思います。
そしてこのブログでおすすめするのはFXやCFDです。
特にCFDは世界中のいろいろな銘柄に投資が可能です。
さらに現物株のように「買い」のみでなく「売り」からでも可能なため、先ほど紹介したような金融危機で暴落局面でも利益を上げることが可能です。
つまり、その場の状況に合わせて臨機応変に対応することが、リスク回避につながると考えます。
まとめ
長期国際分散投資は、細かい銘柄への配慮が不要なため、手軽です。
ただし、資金が少ない場合はさらなる分散が困難であり、増加はゆっくりとなるでしょう。
したがって、超長期的な運用を想定する必要があります。
また、世界経済の状況によっては、分散しても機能しない場合もあります。
そのため、相場の状況に応じて「買い」だけでなく、「売り」からも投資できるCFDやFXも検討することをおすすめします。
長期国際分散投資は、リスクを分散し、成長が期待される銘柄への投資を可能にします。
資金やリスク許容度に応じて適切なポートフォリオを構築し、長期的な視点で資産を増やしていくことが重要です。
是非、この情報を参考にして、将来の資産形成に役立ててください。
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