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トレンド転換の可能性は約50%?決算月における相場の変動をチャートで分析!

トレンド転換の可能性は約50%?決算月における相場の変動をチャートで分析!

欧米企業の決算は主に6月と10月となっております。

この時期になると海外で投資した資産を自国通貨に戻し決算処理をする作業(レパトリエーション)が行われます。

よってトレンドが転換するといわれておりますが、実際はどうなのでしょうか?

チャートを使って検証してみようと思います。

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検証条件

☆ ユーロドル、ポンドドル、ドル円の3通貨、それぞれ約10年分を検証してみます。

☆ ユーロドル、ポンドドルは決算月の6月と10月の月足で見ます。

☆ ドル円は6月と10月と日本の企業の決算期になる3月も見ます。

☆ 全通貨月足のみでの検証です。

☆ 約10年分の月足を見て決算月で相場が完全に転換するというパターンはほぼなかったため、前の月(5月、9月、ドル円の場合は2月)と比べることとします。

☆ 2月、5月、9月が陽線→3月、6月と10月が陰線。2月、5月、9月が陰線→3月、6月と10月が陽線、これで転換とします。なおローソク足の長さは極端に短くても陽線から陰線、陰線から陽線となっていれば転換とします。

☆ 決算の前の月のローソク足がコマ(十字)の時は、転換したか判断付かないため、もう一つ前の月と比べます。

☆ それ以外、よくわからなかったものは不明とします。

☆ よって転換、トレンド継続、不明の3つで結果を出してみます。

☆ 自分でコツコツ調べたものです。最終的な投資の判断は自己責任でお願いします。

ユーロドル検証

ユーロドル月足

上記はユーロドル2010年3月から2020年7月途中までの約10年分の月足です。

ローソク足の上に赤でチェックを付けてあるところが決算月の6月と10月になります。

これを見る限り決算月から相場が大きく転換したというパターンは少ないことが分かります。

では検証条件通りに結果を表示してみたいと思います。(決算月全21回)

  • 転換・・・9回
  • トレンド継続・・・11回
  • 不明・・・1回(決算月がコマ(十字)のためトレンド転換したか判断できないもの)

あれ?転換は全体の半分もしてないのか・・・という結果でした。

ポンドドル検証

ポンドドル月足

次はポンドドルです。

期間は2011/03~2020/07途中の約9年分となります。

こちらも決算月から大きくトレンド転換したパターンはほとんどないようです。

よって検証条件通り前の月と比べます。(決算月全18回)

  • 転換・・・12回
  • トレンド継続・・・6回
  • 不明・・・0回

全体の3分の2は転換するという結果になりました。

ドル円検証

ドル円月足

最後にドル円です。

期間は2011/03~2020/07途中の約9年となります。

赤丸をつけた決算月はそこから相場が大きく転換しているように見えます。

ですが検証では前の月と比べての結果を見るということにしていますので、その通りにしたいと思います。

ちなみにドル円の場合は日本の企業の決算期の3月も含めてあります。(決算月全28回)

  • 転換・・・12回
  • トレンド継続・・・11回
  • 不明・・・5回(決算月がコマ(十字)のためトレンド転換したか判断できないもの)
  • (補足)月足チャート全体を見て大きな転換をしたと判断してもよさそうな月・・・3回

まとめ

最終結果です、3通貨合計で決算月は全67回でした。

  • 転換合計・・・33回
  • トレンド継続合計・・・28回
  • 不明合計・・・6回

これを見る限り転換しているのは全体のちょうど半分くらいですね。

よって今回の自分の調査では決算月だから反対売買が行われて、トレンドが転換するのかといわれると確率的には約50%ということになりました。

決算月のローソク足が短いため転換と判断はしたものの、本来これを転換とみなして良いのか迷うものが多かった印象です。

ですがこれは月足での調査です。

時間足を変えていくと決算月は見え方が変わってくる可能性もありますので、最終的には自己責任でお願いします。

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