
FXにおいて相場を読むときに、気をつけたいもののひとつとして要人発言があげられます。
これは、国の経済政策を担っている人物やその関係者、中央銀行総裁やその関係者などの発言のことです。
彼らの発言は景気の現状や今後実施されるであろう金融政策、景気の見通しなどが含まれています。
それらを解釈することで、今後の資金の行方にある程度の見通しがつくことから、相場に動きが発生することがあります。
特に各国の中央銀行当局者や財務大臣・財務長官などはFXなどの為替相場では非常に注目される傾向があります。
日本でいえば日本銀行総裁や副総裁、アメリカであればFRB議長や理事などが該当すると言えるでしょう。
では、FXにおいてどのような内容の要人発言が為替を動かすのでしょうか?
主に上昇の要因としてとらえられる発言をあげるとするならば、「物価が適正基準より高い」という発言がよい例えです。
これはインフレの抑制のために近々金利を上げる可能性が伺えます。
「景気に対して強気な発言」は、主に景気が良い状況であるとその国が認めたと考えられますから、これに関しても市場が動く可能性が考えられるでしょう。
FXを行うに当たって情報は強みですが、要人発言に関しては各新聞社や情報ベンダーのホームページで確認し、早めに誰が発言したのかとその内容を知ることが大切です。
FX口座を持つことで取引画面上にニュースが掲載されるサービスなども行われています。
早い情報がFX取引の強さとなるのです。
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