
今が「売り」か「買い」か?これが分かればいいのですが、そう簡単にはいきません。
では相場を読む力はどうやって身につければ良いのでしょうか?
それには訓練をし、経験を積み重ねていくしかないものと思います。詳しく見ていきましょう。
「気づく力」の必要性
相場にはトレンド相場とレンジ相場があります。
トレンドに乗ることがFX初心者が利益を得るのに重要なことと考えますが、トレンドの出る相場というのは全体の3割程です。
7割という相場の大半はレンジ相場のため、「待つ」ということが必要となります。
そしていつしかトレンドを形成し始めます。その場面をどのように見極めれば良いのでしょうか?
相場というものは、いきなり現在のような動きが始まるわけではないと言われます。
つまり、それまでに起こったことの影響を受けて、次の動きが形成されていきます。
となりますと現在の動きから、この次に「何か動きがあるかもしれない」という「気づく力」を得る必要があります。
売りと買いが拮抗しているレンジの状態から、チャートを見ている世界中の人は、いつ動き出すかを注目して見守っています。
そして少しでも、売りか買いのどちらかに動きが傾けば世界中の人は動いた方に仕掛けていく傾向にあります。
その時にトレンドが形成される可能性が高まります。
それ以外にも大きくどちらかに動いた後は、そろそろ反転があるかもしれないなどと相場を長く観察していると「そろそろ何かあるか?」「何か変だぞ?」ということが感じられるかもしれません。
このような「気づく力」を得ることが勝ち続けるためには必要となってきます。
どうやって「気づく力」を得るか?
今までに述べた「気づく力」はたくさんの経験、訓練などからしか得られないと考えます。
好奇心を持ち、想像力を働かせて通貨ペアや、その国の経済情報などに注目するのです。
そうした情報などを元に「そろそろ円は売られるはずだ」、「ドルが買われるだろう」となどと自分で予想するのです。
当然ながらほとんど外れる可能性があります。ですが最初はそんなものです。外れたのを気にしていては「気づく力」は身につきません。
自分でどんどんシナリオを構築し、そして外れたらなぜ外れたのかを研究するのです。それを繰り返すことが「気づく力」を身につけるための大事な訓練だと思います。
次のシナリオを予想して終わらせるのではなく、間違っていた場合になぜ間違っていたのかをしっかりと確認するようにしましょう。
投資家心理を研究しよう!
チャート分析をする際に重要なことは投資家心理を理解することです。
多くの人が上がると思って「買う」と相場は上がり、下がると思って「売る」と相場は下がります。
したがって現在はどういう状況にあり、世の中のチャートを見ている人が現在どこに注目をしているのか?。
何を考えているのか?次にどのような行動をしようとしているのか?を常に考えてみるようにしましょう。
まとめ
トレードを行うには常に「ここで何かあるかもしれない」という「気づく力」が必要になってきます。
その「気づく力」を身につけるには日ごろの訓練を積み重ねていくことが一番の近道です。
現在の状況、次にどうなるのかなど想像力を働かせ、予想と違っていたならば、なぜ違っていたのかを研究し、訓練を重ねて「気づく力」を身につけましょう。
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