
FX取引を長くやっていると誰もが思うことがあります。それは「運が良くないと勝てないのかな?」「運が悪いから負けてばかりだよ」などです。
ではFXで運の良し悪しは関係するのでしょうか?検討してみたいと思います。
運で勝てるか?
FXは運で勝てるのか?というタイトルですが、結論をいきなり言います。
運が良ければ勝つことはできます。
ということで運が良ければ安心して稼ぐことができますね!よかった。よかった。
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ちょっと待ってください!FXでは運がよければ勝つことあると思います。ただ勝ち続けることは不可能です。みなさんがFXを始めた理由は人それぞれでしょう。
バリバリ稼ぎたい、お小遣い程度でも良い、老後のためにといろいろだと思います。どの理由にも共通しているのが、FXで勝つのみではダメなんです。
勝ち続けないとダメなんです。そうでないとみなさんがFXを始めた際の目標を達成することはできません。運良く勝てたとなるのは1回、2回とそんなものです。
わずかな勝ちをつかむためにFXを始めたわけではないですよね?ですのでFXは実力で勝たなくてはなりません。
ただ運が全く必要ないかといえばそうも思わず、実力を発揮したのち少しだけ運の良さが後押しをしてくれればと思います。
FXは運だと思ってしまうのは?
FXでは負ける人が多いからだと思います。まだ全然勝ててない、勝ってもトータルでは資金はマイナスという方がほとんどだと思われます。
FXの世界で勝ち続け、利益を上げている人は1割~2割くらいのようですので大半の方が負けています。
そして負けている人に多い特徴が、エントリーの回数が多いということがありますので、回数を重ねていく度に負けが続くと、自分には運がないと思ってしまうのだと思います。
FXで勝つ人は運が良いのか?
では、次にFXで勝てている全体の1割~2割の人は運が良いのでしょうか?この方たちはもちろんのこと運の良さも少しはあるかと思いますが、明らかに実力だと思います。
相場の基本的ルール、経済状況などをしっかり勉強していないと最初の方にも述べましたが勝ち続けるということができないからです。
機関投資家と呼ばれる投資のプロの方がいます。この方たち、どう考えても運のみで今の立場を築き上げているとは思えません。
どう考えても毎日のしっかりとした分析、勉強を積み重ねているからこそ勝てているのだと思います。そうでないと会社を辞めざるを得なくなります。
よって勝つというのは運でないと考えます。
FXで負ける人は運が悪いのか?
今度は先ほどと逆のことを考えてみたいと思います。負けている人は運が悪いのか?ということです。これに関しても結論は簡単です。
運は悪くありません。
といいますのも負け続けている人はある共通点があります。それは、損切りを損失が増える方向へずらしてしまう。高レバレッジで勝負をしてしまう。
一時期続いた勝ちで才能があると勘違いしてしまう。上がりそう、下がりそうなどの感覚で取引をしてしまう、などです。
FXの失敗のまとめの記事も書きましたので、そちらもご覧ください。
つまり運は全く関係なく、上記のような行動を起こさないということが大事になってきます。
運も必要だと思う時がある
ここまで書いてきて、最後に反対のことを言います。FXにおいて運が必要だと思う時もあります。それはいつか?といいますと「テロ」や「天災」が起こった時です。
これは予測ができません。しかもいきなり来ます。「テロ」や「天災」が主要国で起こると過去のチャートで検証してもらえば分かりますが、相場は混乱します。
かなり乱高下を繰り返す傾向にありますし、今までの相場の分析が役に立たなくなる傾向にあります。
そうなると買い、売りどちらのポジションを持っていても損切りになる可能性が高いです。
最近では新型コロナウイルスの関係で相場は混乱してましたから損切りになった方多いかと思います。
そんな時は運も必要なのかなと思ってしまいます。
まとめ
短期的に見ればFXで運の要素があるのは事実ですが、長期の視点で見れば分析力が重要となります。
適当にサイコロを転がしてポジションを決めても、相場は上がるか下がるかですから、それで儲かることもあります。
しかし、常にサイコロを振ってポジションを決める人と、相場を分析してトレードをする人では最終的には大きな差がつくものです。
相場分析は未来を100パーセント予知するものではなくても、少しでも勝率を上げることができるのでれば、収支は向上することになります。
サイコロで決めるのであれば、どれだけ運が良くても勝率は半々にしかならないため、半々の勝率ではスプレッドがあるFXで勝つことはできません。
しっかりとした分析を行い将来を予測すれば、勝率を高めることができますし、負けを小さくすることもできます。
トレードに確たる証拠があれば、利益が出ている時に慌てて利食いをすることなくじっくりと利益を伸ばすことができますし、逆に目論見が外れたときも速やかに損切りをすることができるので、損失を最小限に抑えることができるのです。
これをサイコロを振るような運任せのトレードをしていれば、根拠がありませんから利益を自信を持って伸ばすことができませんし、損失がでているときも値が戻ってくるのを祈っていたずらに損失を拡大させてしまいます。
このように短期的に見れば運の良し悪しで決まるように見えても、長い目で見ればしっかり分析をした人が成績を残せる仕組みになっているのです。
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