
この記事では、チャートを分析する際のポイントについてまとめてみたいと思います。
このブログ記事で分かること!
☆ 相場にはどういう動きがあるかが分かる
☆ それぞれの相場の状況での対応の仕方が分かる
相場の動きにはどういったものがあるのか?
相場の動きには簡単に説明すると3つにまとめられます。
上昇トレンド、レンジ、下降トレンドの3つです。
ですが実際には、もう少し細かく分けることが出来ます。
緩やかな上昇トレンド、緩やかな下降トレンド、急激な上昇トレンド、急激な下降トレンド、動きがほとんどないレンジ、動きが荒いレンジの6つとなります。
そして現在が、この6つの内のどれにあたるのかを把握し分析をすることが大事なこととなります。
そしてそれぞれの状況で対策が変わってきますので、今回は対策の一例を紹介します。
①緩やかな上昇トレンド

上記チャートの①辺りに緩やかな上昇トレンドを描いていることが分かるかと思います。
緩やかな上昇トレンドの特徴としては押し目をしっかりと作り、トレンドがしばらく続く傾向にあります。
エントリータイミングとしては押し目をねらい相場が転換するくらいまでポジションを持ち、損小利大をねらいたいパターンとなるかと思います。
②緩やかな下降トレンド

上記チャート②の辺りが緩やかな下降トレンドを形成しているパターンとなります。
緩やかな下降トレンドを形成しているパターンも先ほどと同じように、戻り目をしっかりと作りトレンドが比較的長く続くというのが特徴となります。
よって戻り目をねらってのエントリーを検討し、損小利大をめざしたいパターンとなります。
先ほどの緩やかな上昇トレンド、今回の緩やかな下降トレンドとも押し目、戻り目を形成しトレンドを継続する傾向にあることからピラミッティングも戦略の一つに考えても良いかと思います。
③④急激な上昇トレンド、下降トレンド

上記の③辺りで急激な上昇トレンド、④辺りで急激な下降トレンドを形成しています。
一時的な急上昇や急下降は、主に突発的なニュースなどによって起こることが多い傾向にあります。
このような急激な動きの場合に大事なこととして飛び乗りをしないということです。
なぜならヒゲを残して反転し、損切りに合うことが多々あるからです。
急な変動があった場合に、その勢いのみを見て、早くエントリーをしないともったいないと考えてしまう傾向にありますが、押し目や戻り目を見てからエントリーをした方が良いと思います。
ただ、こういった動きをした場合は押し目や、戻り目を形成しない可能性も高いです。
その場合はもったいないと思いつつもエントリーは控える方が良いかと思います。
⑤動きがほとんどないレンジ

上記の⑤の辺りの動きを見ますと、上下の動きがほとんどないレンジの状態となっております。
こういった状態の場合は同じような所を行ったり来たりしていますので、その上下に水平線を引き、下から「買い」、上から「売り」を繰り返すという方法が一般的なやり方かもしれません。
ただ実際はあまりおすすめできません。
上下の動きがほとんどない場合、利益が取れたとしても微益で終わることの方が多いかと思います。
その割にヒゲで駆られたり、想定外の動きになることも多くなかなかうまくいかないと思います。
やはり大きく相場が動き出すまで待つことをおすすめします。
⑥動きが荒いレンジ

上記チャートは全体的にみて同じような所を動いていますので、レンジと言えるかと思います。
ただ上下の動きが大きいため、この動きをねらって利益を取ろうとするのはかなり難しくなります。
暴れ馬に乗っているようなもので、どういう動きをするのかわからないため振り回されて簡単に損切りを食らう可能性があります。
よって方向感が定まっていないレンジの場合「待つ」ということをおすすめします。
まとめ
①② 緩やかな上昇トレンド、下降トレンドは押し目、戻り目を見極め損小利大をねらいたいパターン。
③④ 急激な上昇トレンド、下降トレンドはいつ来るか予想がしにくく、急にこのような状況になってもすぐにトレンドが終わってしまう可能性も高い。
よってエリオット波動で考えると第3波をねらうくらいにして、あまり長く持ちすぎない方が良いかも・・・?
⑤⑥ レンジの状態の時は基本的な対応としては「待ち」となります。相場が動き出してからエントリーポイントを探した方が勝率は上がると思われるため、無理にエントリーをしないことをおすすめします。
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