過去に行ったトレード記録を元に、トレンドラインを利用した基本的なエントリー手法についての解説となります。
トレンドラインを利用した手法と言いましても、トレンドラインのみでトレードを行ったわけではありません。
長期足の環境認識などを行い、その後のエントリータイミングを見極める辺りでトレンドラインからの反発を利用した手法となります。
トレンドライン反発からのエントリー手法!
ユーロ円(2020/07/16)のトレードを行いましたので、トレード記録を残しておきます。
日足の相場環境を重視しよう!
まずは環境認識のため、日足の状況を確認です。
全体的に「パッと」見て方向感はないと判断しました。
直近だけをみれば赤丸で示したように、上昇トレンドとも見えるかもしれません。
基本的にトレンドあるかないかなど、細かい所を見ていくと判断が人によって変わってくるかと思います。
例えば上記のチャートは全体を俯瞰するとトレンドがあるように見えません。
ただ直近を重視する人からすれば赤丸で示したように、現在は上昇トレンド中と判断する人もいるかもしれません。
また過去の部分を重視する人からすると、しばらく下降トレンドを形成しているように見えることから下目線で考える人もいるかもしれません。
ただ自分の場合は、なるべくシンプルに考えるようにしています。
といいますのも難しく考えますと、いろいろな解釈が出てきます。
そしてそれによって勝率が上がるのかといいますと過去の経験からそうでもないと思っています。
よって今回の日足のチャートはシンプルに考え、全体を俯瞰して見て高値、安値を同時に切り上げても、切り下げてもいないことからトレンドは出ていないと判断しています。
4時間足の相場環境も見る必要はある!
続いて4時間足です。少しずつ上昇をしていますね。
この場合も人によって目線が変わってきそうな部分があります。
少しずつ上昇をしているため、現在は上昇トレンド中と判断し上目線で考える方。
もしくは全体を見て下降ペナントを形成していると判断する方。
この判断の違いによって上目線、下目線と同じチャートなのに真逆の方向感を持つことになってしまいます。
絶対的な正解はないため、どちらが正しいとも言えませんが、自分の場合は大きく全体を見ての判断をすることが多いのと他の時間足との兼ね合いから判断します。
今回の場合はチャート全体を見て下降ペナント継続中と判断し、いずれには下へ行く可能性が高いが、ペナント内部ではチャネルライン下側(トレンドライン)からの反発狙いで「買い」もありと判断しました。
そして、チャネルラインの下側のライン(トレンドライン)からローソク足が少し飛び出ています。これは「ダマシ」ですね。
一回下に行くと見せかけておいてチャネルの中に戻った場合、一番多いパターンが勢いよく上昇です。
よって先ほどん述べたように、短期的には「買い」も良いかもしれないと考えていました。
1時間足でエントリーと決済
日足は方向感なしで直近は上昇トレンド、4時間足は下降ペナントを形成しているようにも見えることから、しばらくすると下がる可能性もあり。
そして上記の1時間足ですが、赤線で引いたチャネルライン(下側のトレンドライン)から短期的には上昇がありえると判断して青丸辺りで「買い」を行いました。
利益確定の目標は上のチャネルライン(上側の赤線のトレンドライン)まで取りたかったのですが、短期的な売買を考えていたため、前回高値の黄色ライン辺りを目安にしました。
そうするとこの黄色ラインで一度止まる動きを見せたため、ここで利食いをしました。
ちなみに利益確定の目標ラインとして第一候補は赤のチャネルライン(上側のトレンドライン)、第二候補は青で引いたウォルフ波動を利用したライン、第三候補は黄色線で引いた前回高値でした。
ちなみにウォルフ波動については、別記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
トレード結果
トレード結果です。約+25pipsです。
以上、トレンドライン反発からのエントリー手法!でした。
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