
月足や週足などのかなり長い時間足は、短い時間足より相場予測の際の信頼性が高まると言われています。
今回は月足と週足の2つの長期足から、あるポイントを探し出しトレードに活かす方法を紹介します。
同じサイクルを見つけ出せ!

上記の図で説明します。
青の縦線3本で示したように真ん中の青線を境に均等な期間の波形を描いた相場環境だったとします。
その際に赤丸で示したように前回の黄色丸の高さで止められたような動きを見せました。
この際にどういった戦略が考えられるでしょうか?
この場合は前回の高値(黄色丸)と同じところで止められているため、その後に下落の可能性が高くなります。
波形のサイクルが均等な期間が何回も続くと信頼性は高まります。
よって「売り」をねらいたい所ですが具体的にはどうすればよいでしょう?
赤丸の辺りで「売り」を仕掛けても良さそうなローソク足が出るのを待つのが良いでしょう。
例えば「大陰線」です。
大きな陰線が赤丸辺りで出れば下降の可能性が高くなります。
ただ今回の場合はチャートを月足と週足の例としているため「大陰線」を待つとなると月足の場合は1ヶ月、週足の場合は1週間も待たなくてはいけません。
それだけ待っても良いのですが、あまりにも待つ期間が長いため日足での「大陰線」を待って仕掛けてみるのも良いかと思います。
その他にも相場の転換を示すローソク足の形はいくつかありますので、その形を待ってみるのも良いでしょう。
なお今回はダブルトップを例にしてみました。
例えば赤丸部分が黄色丸より高値になった後に下降してきた場合は、再度どこかで上昇しトリプルトップとなる可能性があります。
その場合も相場の転換の可能性のあるローソク足をみつけ、エントリーをしてみるのも戦略の一つです。
まとめ
今回は上昇から下降のチャートパターンを例にしてみましたが、逆のパターンも同じように考えられます。
波形のサイクルが同じ状態が続いた場合、ダブルボトムやトリプルボトムなどが出そうな場面での転換を想定できるローソク足が出た場合はエントリーをしてみても良いでしょう。
その際には月足、週足、日足のローソク足で判断をしても良いと思います。
月足と週足のサイクルの節目を利用した戦略について考えてみました。
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