
FXのチャートパターンでダイヤモンド・フォーメーションというものがあります。
どういう形か?どういった所で出るのか?など解説します。
ダイヤモンド・フォーメーションとは?

黒線はローソク足の動きを表わしています。
そして赤線で囲った部分のような動きをするチャートパターンをダイヤモンド・フォーメーションといいます。
つまり徐々に値幅が広がっていき、その後は値幅が狭くなっていくというパターンです。
形としては、ひし形に近いと思います。
どこで出現することが多いか?
出現するポイントとしては高値圏か安値圏で出る確率が高いです。
上記の図は高値圏での例となります。そしてこのパターンが出た場合は絶対ではありませんが、相場が転換する可能性が高くなります。
高値圏や安値圏でなくトレンドの途中で出現した場合は、転換をせずにトレンド継続するというパターンもあります。
エントリーポイントと利益確定ポイント

実際のチャートでダイヤモンド・フォーメーションを探してみました。
教科書通りのきれいな形はなかなかありませんので、ある程度のゆがみなどは許容する必要があるでしょう。
エントリーポイントとしてはダイヤモンド・フォーメーションの形を抜けた後に、その方向へついて行くのが良いかと思います。
ただ上記のチャートにもあるように抜けたと思ったらヒゲを残し戻っていくことも考えられるため、ローソク足の実体部分で抜けたのを確認してからエントリーを検討するか、一度押し目、もしくは戻り目を確認してからエントリーを検討するのが良いかと思います。
どこで利益確定をするのかという目安として考えられるのが、上記のチャートで示したようにダイヤモンドの縦の幅とほぼ同じくらいまでは利益が伸びる傾向にあるため1:1を目安に考えてもらうと良いかと思います。
まとめ
☆ ダイヤモンド・フォーメーションは高値圏、安値圏で出て、その後は転換の可能性の高いチャートパターンとなります。ただトレンドの途中で出現し、トレンド継続パターンもあります。
☆ エントリーポイントの候補としては、ダイヤモンドを抜けた方向にエントリーを検討し「買い」の場合は押し目を「売り」の場合は戻り目を待つ、もしくはローソク足実体部分が完全にダイヤモンドを抜けてからのエントリーの方が良いかと思われます。
☆ 利益確定の目安としてダイヤモンドの縦の幅と同じくらいは動くと考えられるため、上記のチャートを参考に1:1を目安に利益確定を行うと良いと思われます。
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