
CFDにも金利を受け取ることができたり、支払ったりすることがあるのはFXと同じです。
FXではスワップポイントで稼ぐ方法もあるため人気になっています。
CFDの場合は金利の仕組みがFXと少し異なります。
今回はCFDの金利についてFXと異なる点を解説します。
FX/スワップポイントの仕組み
FXの場合の一例ですが、AUD/JPY(オーストラリアドル/円)を買ったとします。
ここでは仮にオーストラリアの金利が5.0%、日本が0.1%とします。
そうしますと5.0%-0.1%=4.9%のスワップポイントを受け取ることが出来ます。
つまりFXの場合は、金利の高い通貨を金利の安い通貨で買えば、差額分をスワップポイントとして受け取ることが出来ます。
もともと金利を受け取ることが出来るというのは、国債などの何かを買った時にもらえるというイメージがあります。
株なども購入をしたら配当がもらえることから、何かを買って金利を受け取ると考えるのが普通ですね。
CFD/買うと金利を支払い、売ると金利を受け取ることが出来る!
CFDの場合は異なります。
買うと金利を支払い、売ると金利を受け取るという仕組みとなっています。
一例としてどこかの会社の株を購入するとします。(A社とします)
この場合にFXの通貨ペア風に表示しますと「A社株/円」となります。
つまり円でA社株を買うということになります。
ただA社株は株のため金利は発生しません。
ですが円には先ほどの例を用いまして0.1%の支払いの金利が発生しています。
A社株(金利なし)-0.1%=-0.1%(金利の支払いが発生する!)
よって証券CFDで個別株や株価指数を買うと、金利の支払いが発生するという仕組みとなっています。
また限月CFDのように先物銘柄が対象ですと、金利のやり取り事態が発生しないものもあります。
まとめ
FXとCFDでは金利の考え方が異なります。
FX→金利の高い通貨を、金利の低い通貨で買うと金利を受け取ることが出来ます。
CFD→「株式CFD」「指数CFD」は買うと金利の支払いが発生します。
金利の計算方法は取扱業者によって多少の違いがあります。
事前に確認をしておきましょう。
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