FX/CFD共に戦略の基本はトレンドフォローになります。
ではトレンドを判断するには、どのインジケーターを使えばよいでしょうか?
そしてトレンドをどのように判断するのでしょうか?
以上について解説します。
トレンドの判断基準
どのような状態がトレンドが出ていると言えるのかについて、同じチャートを見ても人によって判断が分かれます。
例えばしばらく上昇トレンドが続いているようでも、直近で下落があると下落部分を見て上昇トレンドが終わったと判断する人がいます。
また別の人は一時的な下落で、その後に再上昇するのでは?と判断する人もいます。
トレンドに関して、チャートを細かい所まで見たり、難しく考えても勝てるわけではありません。
よっておすすめの方法は「パッと」見て判断することです。
つまり細かいポイントは見ずに全体を俯瞰して上昇しているのか、下降しているのか、レンジなのかを判断します。
シンプルに考えることが一番です。
移動平均線
この例では青の短期線(20期間移動平均線)、黄色の中期線(75期間移動平均線)、赤の長期線(200期間移動平均線)としております。
数値はお好みで変更してください。
トレンドの把握方法として上昇トレンドの場合は上から、短期線、中期線、長期線と並ぶことです。
きれいに3本の線が開いた状態になっています。
このような時は「買い」目線で考え、後は実際のエントリーポイントを探す作業に入ります。
上記のように短期線、中期線、長期線が入り乱れている場合はレンジ相場です。
トレンドフォローを狙っている場合は待ちの時間になります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドの場合は真ん中の移動平均線が右肩上がり、かつ±1σ、±2σ、±3σが開いている状態がトレンドが出ている状況です。
※上昇トレンドの例で、上記は±2σのみを表示しています。
ボリンジャーバンドが寸胴型で続いている状態が理想です。
上記の青丸で示したようにボリンジャーバンドが横向きになっている状態はレンジ相場です。
トレンドフォローをねらう場合は上記の青丸ではエントリーをしてはいけません。
ただきれいに横を向いており、かつ同じような所を行き来している場合には逆張りで利益を上げる手法も存在します。
一目均衡表
上記のように基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパン共にきれいに右肩上がりをしています。
このような状態ですとトレンドフォローに最適な形となります。
各線が入り乱れて非常に見にくい状況になっています。
この場合はレンジ相場ですので、トレンドフォローを考えている場合は待ち時間となります。
なお雲の状態や遅行スパンのみでも、レンジかどうかはある程度判断できます。
GMMA
上昇トレンドの場合、赤の長期線が右肩上がりできれいに開いているのが確認できます。
その上に青の短期線が来ており、こちらもきれいに開いていればトレンドが出ている状態となります。
ローソク足が赤の長期線に食い込んで、その後に上昇している箇所は絶好の押し目買いポイントとなります。
上記のように短期線の青線と長期線の赤色が入り乱れている場合はレンジ相場です。
GMMAはトレンドが出ている場合と、出ていない場合のインジケーターの状態が非常に分かりやすいため初心者向きです。
スパンモデル
一目均衡表の雲は現在のローソク足の位置から先行させて表示をしています。
ただスパンモデルは雲の部分を先行させずに、現在の位置で表示させたインジケーターです。
上記のように上昇トレンドの場合、雲の間隔が広くなり雲の上をきれいにローソク足が推移していくことが確認できます。
スパンモデルのレンジ相場は上記のように雲の幅が縮まり、青線、赤線が入り乱れます。
このような時はトレンドフォローをしないようにしましょう。
コメント