
ストキャスティクスは逆張り的なテクニカル指標となり、画面に表示させると、RSI、MACD同様で下の方に表示されるものとなります。
RSIは線が一本でしたが今度のストキャスティクスは2本になります。この線ですが一本が%D、もう一本を%Kと表します。
ストキャスティクスの計算式は少しややこしく特に覚える必要はないかと思います。
覚えておきたいのが%Kが上の100%に近付いている時は買われすぎ、下の0%に近付いている時は売られすぎと判断されます。
エントリーサイン

そしてこのストキャスティクスにはもう一本の線があると申し上げましたが、この%Dが%Kを上に貫いたときが買いのサイン、その逆が売りのサインとなります。
上記の図ですと左の黄色い〇が買いサイン、右の青い〇が売りサインとなります。
買いの場合は下のラインの20付近、売りの場合は上のラインの80付近でのエントリーが良いかと思います。
実際のチャートで確認してみたいと思います。

黄色丸が買いサインの例となり、赤丸が売りサインの例となります。
ダイバージェンスについて

ダイバージェンスとは逆行減少のことで、上記のように赤丸部分のローソク足は上昇を続けているが、黄色丸部分のストキャスティクスは下降している現象です。
買いのエネルギーが徐々に弱まってきているため起きる現象で、このダイバージェンスが起きるとその後に相場が転換する可能性があります。
上記のチャートもダイバージェンス後に青の矢印で示したように下降トレンドに転換しているのが分かります。
注意点
RSI、MACDと同様にストキャスティクスのみのサインでエントリーは「ダマシ」が多いため危険です。
その他のインジケーター等と組み合わせての使用が良いかと思います。
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