
FXのチャートパターンでソーサートップ、ソーサーボトムと呼ばれるものが存在します。
どういったものでしょうか?どこでエントリーをするのが良いのでしょうか?解説していきたいと思います。
ソーサートップとは?

ソーサートップとは上昇トレンド後に上記のようなゆっくりとしたカーブを描き、その後に下落して行くチャートパターンとなります。
少しのカーブを描くようにも見えますし、ほぼ横ばいの動きを見せることもあります。
このチャートパターンは相場の天井圏に出ることが多いです。
よってその後は反転売りを行いたい所ですが、このパターンが出たらすぐに売りを行うのではなく一度戻り目を待ったほうが良いと思います。
実際のチャートで確認してみたいと思います。

チャートの上に引いた赤線がソーサートップと判断しました。
よって相場が転換する可能性があるため売りを行いたいのですが、先ほど述べたようにすぐ売りを行うのではなく一度戻り目を待った赤丸辺りでのエントリーが良いかと思います。
ソーサーボトムとは?

ソーサーボトムとは、ソーサートップの反対で、上記の図のようにゆるやかなカーブを描いている、もしくはほぼ横ばいの状態をいいます。
このソーサーボトムは相場の底値付近に出ることが多く、下降→ソーサーボトム→上昇となることが多くなります。(もちろん絶対ではありません。)
では実際のチャートで確認してみましょう。

上記のチャートの赤線部分がソーサーボトムと判断しました。よってこの後の上昇を予想しています。
「ダマシ」の可能性もありますので確実に押し目をねらってエントリーをしたい所です。
その際に節となる目立つポイントを基準に黄色線で水平線を引いてみました。この辺りでの押し目を確認して「買い」を行うのが良いでしょう。
まとめ
ソーサートップ、ソーサーボトムは相場の転換点に現れることの多い、ゆるやかなカーブを描いたようなチャートパターンのことをいいます。
必ずしもきれいな形でソーサートップ、ソーサーボトムが現れるわけではないため、天井圏、底値の判断に迷うことも多いことがデメリット。
「買い」「売り」を行う時は、しっかりと押し目、戻り目を待ってエントリーを行う。以上のことを心掛けましょう。
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