
FXでは上昇相場にしても下降相場にしても一方向に直線で進むことはありません。
波形を描きながら進むのですが、その波の動きを把握することがトレードを行うにあたって重要になってきます。
今回は波の捉え方について紹介します。
小さな波が大きな波を作る

波の捉え方を極めるために基本的な形を覚えましょう。
波は小さな波が中程度の波を形成し、中程度の波が大波を形成しています。
そして大波がさらに大きな波を形成しています。
そして波はだいたいですが、3つの波を構成して次の大きな波となっています。
絶対とは言えないので2~4の波を考えておく必要がありますが、3つで一まとまりとなることが多いです。
上記の青線で示したように小さな波3つで赤線の中程度の波1つを形成し、この中程度の波3つで黄色線で示した大波を形成するという感じです。
この基本形を知っているのと知らないとではかなりの差が出てきます。
相場の途中で買いエントリーをした際に、この相場の波のリズムを知らない場合は、どこで利益確定をすればよいか見当が付きません。
ですが、だいたい3つで一つの波を形成することが分かっていれば、次の波が来るところでいったん利食いを考えることもできます。
また現在が中程度の波の2波目だとすれば、次に第3波目があるだろうからもう少し粘っても良いかもしれないと考えることもできます。
波の終点はどこだろう?

黒線で示したようにしばらくの間上昇をしていたとします。
その後に落ちてきました。
その際にどこまで落ちるのか?終点はどこなのかというお話です。
波の特徴として中途半端な所で止まらないという性質があります。
目安としてはフィボナッチ・リトレースメントで示される38.2%、50%辺りで切り返すことが多く特には半値である50%が多いように思えます。
その際に50%と切り返さず、さらに落ちた場合は100%の位置まで落ちることが多いです。
フィボナッチ・リトレースメントで示される数値は他にも23.6%、61.8%、76.4%などもあるため絶対とは言えませんが、50%は覚えておいて損はないと思います。
まとめ
波は小さな波3つで中程度の波1つを形成。
中程度の波3つで大波1つを形成することが多い。
波の波形の終点となるのは、いくつかのポイントが考えられるが、半値である50%の地点が意識されることが多い。
50%の地点で止まらなかった場合は、波の始点まで落ちてくる可能性が高くなる。
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