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ボリンジャーバンドの使い方

ボリンジャーバンドの使い方
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ボリンジャーバンドとは

FXや株式などの取引をする時に用いられるテクニカルチャートでよく使われるものの一つがボリンジャーバンドです。

ボリンジャーバンドは相場の振れ幅を一定期間の価格データから測定して統計学的な観点からその振れ幅の幅、つまりは変動範囲を予測し、それをチャート上に表示させます。

テクニカル指標で、名称については開発者である投資家のジョン・ボリンジャー氏が由来です。

ボリンジャーバンドのメリットは相対的にみて現時点の価格が高い位置にあるのか低い位置にあるのか知ることができ、また相場の変動範囲を知ることができるというものです。

デメリットはボリンジャーバンドの範囲内に収まるとは言い切れず、突き抜けることも多くあります。

ですが、強いトレンドが発生しなければ起こりえませんし、また上昇基調にあれば上向きに帯が変化し、逆に下落基調にあれば下向きに帯が変化するので、トレンドを知ることができます。

また幅は極端に広がったり収縮するといった動きも見せるので、それらの動きを見ながらトレードをする人も多くいるものです。

トレードの手法としては、ボリンジャーバンドでは中央に移動平均線(ミドルバンド)があり、それぞれ上にはアッパーバンド2(+2α)、アッパーバンド1(+1α)があり、下にはロワーバンド1(-1α)とロワーバンド(-2α)があります。

ボリンジャーバンドを順張りで使う

順張りとは、トレンドが出ている時にそのトレンドについて行く方法をいいます。つまり全体的にローソク足が右肩上がりになっていれば「買い」を検討する。

右肩下がりになっていれば「売り」を検討することになります。それでは順張りで使う場合の実際の場面の一例を紹介したいと思います。

ボリンジャーバンドを順張りで使う

バンド幅は見やすいように±2と移動平均線のみにしてあります。

ボリンジャーバンドを順張りで使う場合は上記のように移動平均線が右肩上がり、もしくはその逆の右肩下がりの場面になります。

右肩上がりが続いている状態では黄色丸で示したように、ローソク足がバンドの+2にくっついていること(バンドウォークなどといいます。)

そして+2、-2のバンド幅が広がっている状態が確認でき勢いの強さが表れています。

このような状態の時にエントリーを検討したいのですが、実際のエントリー場面として自分がおすすめするのは勢いがある時に、どこでもいいからエントリーをするのではなく一度押し目を待ちたいところです。

ボリンジャーバンドを順張りで使う時のエントリー場面

よって上記の赤丸で示した場所辺りでの「買い」が良いと思います。

押し目を狙わないと高値で「買い」を行い、そのまま下落して行き損切りとなるパターンが考えられるからです。よって押し目を狙うように心がけましょう。

ボリンジャーバンドを逆張りで使う

ボリンジャーバンドを逆張りで使う

ボリンジャーバンドを逆張りで使う場面としては上記のようなバンドと移動平均線がほぼ水平になっている時になります。

このような場面ではローソク足は、ほぼ同じところを行ったり来たりするため逆張りが使えます。上記の例では青丸を基準に水平線を引いてみました。

そして陰線を確認した赤丸辺りで「売り」、黄色丸で「買い」ができそうです。

ですが個人的には逆張りは反転を予想するためギャンブルに近いものがあり、難しいというのが自分の印象です。

エントリーをしてはいけない場面

エントリーをしてはいけない場面

まず最初は上記の青丸部分のようなバンドの幅が狭まっている状態の時です。このような場面はスクイーズと呼ばれる状態です。

しばらくするとブレイクする可能性が高いためエントリーをしない方が良いかと思います。

上記もこのスクイーズの後に上にブレイクしているのが確認できます。よって一度ブレイク(エクスパンションと呼ばれます。)するまで待った方が良いです。

エントリーをしてはいけない場面(その2)

次にエントリーをしない方が良い場面は上記のように方向感がなく、かつ上下の動きが大きい場面です。

このようにボラティリティが高いと値動きに振り回されて、すぐに損切りに合ってしまう可能性がありエントリーはかなり危険かと思います。

ボリンジャーバンドのミドルラインを利用したトレード記録

2020/12/28~29にかけてEURUSDのトレードを行いました。

ボリンジャーバンドのミドルラインを利用したトレードとなります。エントリーポイント並びにエントリーする際の根拠を記録しておきますので参考になれば幸いです。

日足分析

日足分析

EURUSDの日足です。エントリーをしたのは2020/12/28となります。

タイトルに日足分析となっていますが、たいした分析をしたわけではなく上昇トレンドを形成していると判断した位です。

見にくいかもしれませんが、直近はローソク足が移動平均線に反応して上昇してきているようにも見えます。

大きな流れが上、直近の流れも上のように思われるため「買い」目線で考えており、あとは時間足を変えてエントリーポイントを絞り込むことにしました。

本当は事前にフィボナッチ・リトレースメントを使用してはいたのですが、今回のエントリーに特に関係しなかったため見やすいように消してあります。

4時間足分析

4時間足分析

EURUSDの4時間足です。今回は4時間足でエントリーを行いました。

まず4時間足の相場環境ですが、直近レンジのようにも見えますが、安値が少しずつ切り上がっていることなどから上目線で良いと思い「買い」ポイントを探していました。

気になったのが青線で示したように、ダブルトップを形成しているようにも見えたことから下降するかもしれないと思い、しばらく様子をうかがっていました。

ところがピンク丸で示したようにボリンジャーバンドにタッチせずに上昇をしていったことから、やはり「買い」の力の方が強いと判断しました。

そして赤線で上値抵抗線を引き、それを突破した赤丸辺りで「買い」エントリーです。

ここは単に上値抵抗線を突破したというだけでなく、しばらくの間ローソク足がミドルラインの下で推移していたものが、それを突破したポイントであるということに優位性があると思っています。

そして一度大きな陰線が出て損切りになるかと思ったのですが、ミドルラインにきれいに反応して上昇していきました。

そして最高値であるピンク丸辺りに指値を入れておいたのですが、スプレッドの関係上、少し余裕を見て指値注文を入れておいたためギリギリ到達せずに下降し始めてしまいました。

よって黄色線で示した直近高値まで取れれば良いかと思い、青丸辺りで決済しました。

トレード結果

トレード結果

+32.5pipsとなります。

上記のチャートを見ますと、最初の自分のねらっていた最高値まで価格は行っているのに取れなかったのが残念です。

以上、ボリンジャーバンドのミドルラインを利用したトレード記録でした。

まとめ

エントリーする場面、しない方が良い場面の解説をしましたが、上記のような場面が出たらすぐにエントリーをしてしまうのはおすすめできません。

トレード記録で示したように、大きな時間足での環境認識、現在の時間帯、指標発表の有無などもしっかりと確認してからエントリーを検討しましょう。

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