
FX(外国為替証拠金取引)で儲ける方法として、まず挙げられるものは「為替差益」を狙うというものです。
例えば1ドル100円でドルを買い、110円の時にドルを売れば1ドルにつき10円の為替差益が得られます。
大半のトレーダーの方はこのように「為替差益」をねらってトレードを行っているかと思いますが、FXの醍醐味はこれだけではありません。
それは「スワップ金利」で稼ぐ方法もあります。
「スワップ金利」とは2つの異なる通貨の金利差と説明できるかと思います。
仮に日本の金利が1%だとします。それに対しアメリカの金利が3%だとすると、ドルを買い、円を売れば金利の差である2%分が利益※となります。
※逆に円を買って、ドルを売った場合2%のスワップ金利を、この例の場合ですと支払うことになります。
現在の日本の金利は歴史的に見ても極端な低金利となっておりますので、低金利の円を売り、高金利の通貨を買うというメリットはあるかと思います。
また「スワップ金利」は日割りで入ってくるのも魅力です。
このように「スワップ金利」目的でトレードを行うというのも一つの方法です。
為替差益が目的でトレードを行う場合は、次に為替レートがどう動くかをテクニカル分析やファンダメンタル分析で予測すると思いますが、実際にはかなり難しいものです。
その点、金利であれば比較的予想がしやすいと言われています。
といいますのも景気が良くなるのか、悪くなるのかを予測できるようになれば「スワップ金利」で収益を得ることも夢ではなくなるからです。
基本的には景気が良くなれば金利は上昇し、景気が悪くなれば金利は下降します。
為替差益が目当てのトレードですと、市場に参加している投資家の思惑によってレートが変わることが予想されますが、金利の場合はそういったことは少なくなります。
実際の「スワップ金利」をねらう方法としては短期トレードでは難しいかと思います。基本的には長期での運用となります。
長期的な運用を目指すため損切り、マージンコール、ロスカットなども避けたいためレバレッジはかなり低めで調整しましょう。
レバレッジが低いと儲けられる金額も減りますが、高いレバレッジをかけて資金を失くしてしまうのは一番避けたい所です。
現在は新型コロナウイルスの影響もあり、どの国も低金利の傾向ですが、コロナが収束し始めたらまた状況も変わるかもしれません。
為替差益で儲ける以外の方法「スワップ金利」についても理解しておきましょう。
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