
FXを始めようと思っている方々にとって、最初の疑問は何でしょうか?
多くの人が心配するのは、いくら用意すれば実際に取引を始めることができるのかということではないでしょうか。
お金が十分にあれば安心ですが、限られた資金でチャレンジしたいという方もいるはずです。
そこで今回は、FXを始める際に必要な最低限の資金について、具体的なモデルケースをご紹介します。
魅力的な取引をスタートさせるために、必要な資金の目安を見ていきましょう。
ドル円の場合
取引量が最も多く、どの通貨ペアを利用する場合も必ずチェックしておかないといけない通貨の一つであるドル円ですが、こちらの場合は最低どのくらい必要となるのでしょうか?
ざっくりとではありますが計算してみたいと思います。
計算条件→1ドル107円(2020年5月上旬現在)、レバレッジは最大の25倍とします。
10,000通貨から取引できる業者を利用するとします。
1ドル107円×10,000通貨÷レバレッジ25倍=最低必要資金42,800円となります。
ユーロドルの場合
ユーロドルも取引量が多く、かつトレンドも出やすい通貨ということで人気もあり、常にチェックをしておいた方が良い通貨となります。
ユーロドルの場合は→1ユーロ1.08500ドル、1ドル107円(2020年5月上旬現在)で計算をします。
(円が絡んでいないため計算が少し難しくなります。そしてレート以外はドル円と条件は同じです。)
1ユーロ1.08500ドル×10,000通貨×1ドル107円÷レバレッジ25倍=最低必要資金46,438円となります。
対円の通貨と違い瞬時に計算をするのが難しいというデメリットがありますね。
南アフリカランド円の場合
最後に用意する資金が安く済む南アフリカランド円の場合です。
1南アフリカランド6円(2020年5月上旬現在)で計算、その他条件はドル円、ユーロドルと同じです。
1南アフリカランド6円×10,000通貨÷レバレッジ25倍=最低必要資金2,400円
他の通貨に比べてかなり安く済みますね。
ですがスワップ狙いなら良いのですが、為替変動の利益を狙うには適していないかもしれません。
あまり動かないため、たいして利益出ないです。
注意点
FXにはロスカット、マージンコールという制度があります。
簡単に説明しますと資金が減ってきた場合、お金を追加してください。
という連絡と強制的に決済されるということですが、その水準は業者によって違いがありますので、自分の業者を確認しておきましょう。
このロスカットとマージンコールという制度があるため、ぎりぎりの資金を用意しても少しマイナスになっただけで強制的に決済をされる可能性もあります。
そのため資金に少し余裕をもって用意したいものです。
といいますのも上記の計算では、レバレッジを最大の25倍にしています。
最初のうちはレバレッジをもう少し下げたほうが良いということも加味すると、ドル円、ユーロドルで1Lotでの取引を行うとしても100,000円は最低でも用意しておきたいと思うところです。
そして1,000通貨単位で取引できる業者の場合は、その10分の1でいいので10,000円用意しておけば良いかと思います。
まとめ
FX取引を始めるためには、十分な資金が必要と思われがちですが、実際には最低限の資金でスタートできることをご紹介しました。
ドル円、ユーロドル、南アフリカランド円の3つの通貨ペアを例に挙げながら、計算方法と必要な最低資金額を解説しました。
また、注意点としてロスカットやマージンコールの制度についても触れ、余裕を持った資金準備の重要性を強調しました。
自分に合った資金の準備方法を考え、安心してFX取引にチャレンジしましょう。
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