
アイネット証券の「ループ・イフダン」の戦略としては、相場の大半を占めるレンジ相場をねらって利益をコツコツと積み重ねていく自動売買のシステムとなります。
となりますと上昇トレンドや下降トレンドなどのトレンドが出た場面では「ループ・イフダン」は使えるのでしょうか?
今回は上昇トレンドや下降トレンドなどのトレンドが出た場面で「ループ・イフダン」の自動売買がどのように機能するのかについて解説します。
「ループ・イフダン」の基本戦略

まずは「ループ・イフダン」の基本的な戦略から解説します。
上記の図で示したようにレンジ相場の一定の場所で売買を行い、指定の値幅を動けば自動で決済を行うということを繰り返します。
特に便利な機能としては〇円〇銭で買い、もしくは売りなどの設定をする必要がなく「上下10銭」「上下30銭」などの値幅で指定できるところから、初心者でも簡単に使いこなせるところがありがたいです。
トレンドが発生した場合

ではトレンドが出た場合はループ・イフダンの場合はどうなるのでしょう?
今回は上昇トレンドが発生した例を紹介します。
最初に新規の買いを行い、設定した値幅分の上昇が確認されたら利益確定の売りが入ります。
そして利益確定の売りと同時にさらに同じ価格で買い注文が入ります。
その後は先ほどと同じく指定した値幅分の上昇後に利益確定の売りが入るということになります。
つまりトレンドが出た場合にもループ・イフダンの自動売買なら利益を出せるということが分かります。
予想と異なるトレンドが発生した場合
先ほど紹介した例は上昇トレンドが続いて「買い」トレードを行った場合の例となります。
つまり相場が上昇すると予想して「買い」を行い、その予想が当たった場合の例です。
ですが毎回自分の予想が当たるとは限りません。
もし自分では上昇すると予想して「買い」の設定をしておいたに、下降トレンドを形成した場合はどうなるのでしょうか?

上記の図が上昇トレンドを予想して「買い」の設定をしていたのに、下降トレンドをしばらくの間形成してしまった例となります。
上記の例では最初の「買い」エントリーの後に相場が下降しております。
その場合でも指定した値幅分の動きがあると追加で「買い」エントリーが自動で発動します。
その後にまた相場が下がったとします。
指定した値幅分の動きがあると、さらに追加で「買い」エントリーが自動で発動します。
しかし相場というのはどちらか一方に永久にトレンドが出るということはありません。
いつかは反転をします。
その反転をしたタイミングで先ほどまでに行っていた「買い」トレードから指定した値幅分の動きがあった時点で決済の「売り」が入るという仕組みになっています。
以上のような取引を自分で行うのではなく一度設定をしておくと、自動でひたすら繰り返してくれます。
もちろんのこと今回の例以上にさらに下落が続くという可能性もあるため、どこで「買い」トレードの連続発注をやめるかという見極めも大事になってきます。
まとめ
アイネット証券のループ・イフダンの基本的な戦略は相場の大半を占めるレンジ相場で活躍する自動売買のシステムです。
ですが、トレンドが発生しても利益を上げることが可能。
ただ予想に反したトレードが発生した場合でも、一方向に永久にトレンドが出るということはないため反転した際に利益を積み上げることは可能となります。
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