
FXや外貨預金をする際、気になる一つのキーワードとして「内外金利差」というものがあります。
これはどういうものでしょうか?簡単に解説していきたい思います。
まずは、その名前からわかることですが、「内」と「外」の金利の差ということで日本の「円」と外国の通貨との金利の差のことをいいます。
日本の金利はゼロ金利政策以降、大変低く金利は無いようなものです。
ですが外国の金利を調べると年率で数%~10%(もっと高い国もある)と高い国もあります。
日本での金利はほとんどないため、たくさんのお金を1年くらい預けても利息はほとんど増えません。
ですがそのお金を「円」でなく外国の通貨で預金をしておけば、もっと多くの利息が付き儲かる可能性があります。
そのため「円」でなく、外国の通貨で預金をしようということになるのです。
ですがここでまちがえてはいけない点があります。
内外金利差ですので「差」という言葉に注目してもらいたいのですが、外国の通貨で預金をするとその利子が丸々自分に入ってくるわけではありません。
といいますのも例えば、外国で10%の金利の国を見つけたとして、そのまま利子10%が自分に入るわけではなく、その時の日本の「円」の金利が仮に0.5%だとしたらその差の9.5パーセントが儲かった分になります。
金利が0.01%とか0.1%ですとたいした金利差に感じないかもしれませんが、この金利が少しでも大きくなるとコストとして儲かる分を損することになりますので注意する必要があります。
そして海外の金利が日本の金利より高くなれば、日本の投資家は海外の投資先を求めて資金を移動させる傾向にあり円安傾向となります。
反対に日本の金利が海外の金利より高くなれば、海外の投資家は日本の投資先を求めて資金を移動させる傾向にあり円高傾向になります。
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