
過去に行ったトレード分析の資料を使い、チャネルラインにローソク足が復帰した後のエントリー手法の一例を解説します。
参考にしていただければ幸いです。
チャネルラインとは?
チャネルラインとはトレンドラインを平行にもう一本引いたものとなります。
平行に同じラインを引くことにより、現在のローソク足の高値から安値までの幅が分かりやすくなります。
そのことによりラインに近付いた時や、タッチした後などの戦略を立てやすくすることを目的とします。
チャネルラインを利用したスキャルピング手法!
2020/07/11 EURUSDのチャートを参考に解説をします。
狙っていたポイントはありましたが、その時にチャートを見ていなかったためエントリーをしていません。
よって(過去検証)ということで後から振り返ってみたいと思います。
まず日足は方向感なしで、レンジの状態となっていました。
次に4時間足もレンジです。
この場合あまりエントリーはしないのですが、日足と4時間足でトレンドが出るのを待っているとエントリーチャンスがほとんどないため、1時間足も見てチャンスがないかを調べてみます。

上記のチャートがEURUSDの1時間足です。
インジケーターはボリンジャーバンドを使用(±2のみ表示)し、ラインは日足、4時間足、1時間足の節目となっている所に引いてあります。
ここでエントリーできそうに思っていたのは黄色丸の辺りです。
ここは斜めに引いたチャネルラインにローソク足が戻ってきたポイントとなります。
さらに、長期足の節目に引いた水平線と、チャネルラインとして引いた内の下側のトレンドラインが重なっているポイントのためここら辺り「買い」エントリーを考えていました。
でも日足、4時間足で方向感がないためエントリーは5分足か15分足でのスキャルピングを狙い早めに手仕舞いを考えてのエントリーポイントです。

EURUSDの5分足です。黄色丸辺りは先ほどの1時間足での黄色丸の部分となります。
ここでは、大きな時間足の節目となるライン2本と5分足の移動平均線が重なるポイントのため、エントリーチャンスのポイントとなるかと思います。
損切りポイントは下側の黄色線辺り、リスクリワード1:1は最低でも取りたいため利益確定はボリンジャーバンドの+2にタッチして利益確定で良さそうですね。
利益としてはそれほど大きく取れるポイントではありませんが、日足、4時間足に今回トレンドが出ていないことからスキャルピングで短期的なポジションを持つということになりました。
大きな時間足で方向感がない場合は、大きく利益を取るのは難しいそうです。
以上、チャネルラインを利用したスキャルピング手法!でした。
まとめ
チャネルラインとは、先に引いたトレンドラインを平行にもう一本引いたラインとなります。
チャネルラインを引くことにより現在ローソク足が、だいたいどの幅で動いているかが分かりやすくなります。
今回のチャート分析は、このチャネルラインから一度ローソク足が下抜けしましたが、その後にチャネルラインに復帰するという動きを見せたため、エントリーチャンスをうかがったものとなります。
チャネルラインに復帰したということのみでエントリーをしてしまうのではなく、長期足の節目や移動平均線も意識してエントリーをするようにすれば勝率も上がってくるかと思います。
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