
過去のトレード記録を元に、今回はレンジをブレイクした後のエントリー手法について簡単に解説をしてみたいと思います。
レンジの判断方法
レンジとはどういう状況をいうのでしょうか?
分かりやすいのがトレンドが出ている状態を知ることです。
そしてトレンドが出ていない状態をレンジと判断します。
そしてトレンドが出ている状態を知るには「ダウ理論」を理解することが大事になってきます。
「ダウ理論」の中にトレンドについての定義があるのですが、「高値、安値を同時に切り上げる」というものです。
この状態をトレンドが出ている状態と定義しています。
つまりこの状態でない場合はレンジという判断になります。
レンジブレイク後のエントリー手法!

ユーロドル(20/07/14)のトレード記録です。
今回のパターンは前回とほとんど同じで珍しいものではありませんが、根拠と一緒に記録しておきたいと思います。
まず上記のチャートはユーロドルの日足チャートです。
これを見る限り現在トレンドが出ているとは言えないですね。
最初に説明した高値、安値を同時に切り上げている状態ではないことから、現在はレンジの状態と判断できます。
日足でトレンドが出ていると一番安心してエントリーができますが、他の通貨を見てもしばらく日足でトレンドが出そうな通貨はなかったです。
よって長期足の節目からの反発を狙い、短期間で利確までするようにして少しの利益を狙うことにしました。

次にユーロドル4時間足です。
見る限り明らかにレンジですね。
この場合はボリンジャーバンドと水平線を利用して逆張りをねらうというのも一つの方法です。
この4時間足は左側が切れて見えませんが、ローソク足が下から上に上がってきてレンジに移行しています。
可能性としては上に抜ける確率の方が高いため、逆張りをねらう場合はショートよりかはレンジ下限からのロングを狙う方が良いかと思います。
自分は逆張りはあまり得意でないためと、レンジ下限までは結構待たないといけない状況でしたので、今回は逆張りはねらわず「買い場」を探していました。

ユーロドル15分足です。
水平線は長期足の節目となるポイントに引いたものです。
そして黄色丸あたりはボリンジャーバンドの移動平均線と水平線が重なるポイントでした。
そして水平線は大体ですが1.13700ポイントでキリの良い所でもあり、この水平線を超えての反発は短期的ならありえるだろうと判断しました。
よってここで「買い」を行ったところ、その後伸びていき青丸辺りが1.14000とキリの良い所のため、ここら辺で一度止まるのではと予想しここで利確としました。
トレード結果

トレード結果です。約+23pipsとなりました。
トレンドが出ていない状態でエントリーを検討する場合は、レンジ内での逆張りをする、レンジ幅が大きい場合は反転後にレンジ内でのトレンドフォローをねらう、レンジブレイク後のトレンドフォローをねらうなどの手法があります。
その中で今回はレンジブレイク後にトレンドフォローをねらったトレードとなります。
この手法の場合はレンジをブレイクするまで辛抱強く待つ必要があります。
そしてレンジブレイク後も焦ってエントリーをしてしまうと「だまし」であることも多々あります。
よって押し目、戻り目をしっかりと待ってからエントリーする必要があります。
以上、レンジブレイク後のエントリー手法!~判断方法から攻略まで解説~でした。
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