相場環境を見極めよう!
勝つためのトレードの鍵は、上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場の特徴を正確に把握することです。
もしかしたら、あなたも今までにローソク足や移動平均線に頼ってトレードをしてきたかもしれません。
しかし、その手法だけでは勝ち続けるのは難しいかもしれません。
なぜなら、相場は常に変動し、一時的な動きに振り回されることがあるからです。
ですが、大丈夫です。
この記事では、上昇トレンド、下降トレンド、そしてレンジ相場の特徴と取引のポイントを詳しく解説します。
つまり、相場環境を正確に見極める方法を身につけることで、トレードで勝つための重要なスキルを手に入れることができるのです。
さあ、一緒に勉強してみましょう!
上昇トレンドの場合
一例としてユーロドルの日足の一部を用意しました。
上記のチャートは一目見て上昇トレンドを形成していると言って良いかと思います。
高値、安値を同時に切り上げておりダウ理論で言う所の上昇トレンドと言って良いでしょう。
日足でこのような状況の場合は「買い」目線で考え、買いのエントリーポイントを探すのが良いかと思います。
もちろん上昇トレンドを形成していると言っても相場は波打って進むため、一時的に下がる時はあります。
スキャルピングを行う人は、その少しだけ下がるポイントをねらって上記のような相場環境でも「売り」を行う方もいらっしゃいます。
ただFX初心者にとって、相場の大きな流れと逆のエントリーを行うことは少し難しいかと思います。
やはり勝ちやすいのは大きな流れについて行くやりかたです。
ただ自分も昔は上記のチャートのような相場環境で「買い」を行っていたのに勝てない時がありました。
これはエントリータイミングが悪いとか、少しの逆行でビビッてしまいすぐに損切りを行ったりすることに原因がありました。
これに関しては短期足でエントリーをしたくはなりますが、例えば1時間足や4時間足などの長い時間足を使い数日持つスタイル(デイトレード~スイングトレード)くらいが良いかと思います。
下降トレンドの場合
次にユーロドルの日足、下降トレンドの一部のチャートです。
こちらもきれいな下降トレンドを形成しています。
この場合は、先ほどと逆で「売り」を考えていきたい所です。特に下降は勢いが強い傾向にあります。
「落ちるナイフはつかむな」という相場格言がありますように、こういう状況で「買い」を行うとすぐに損切りを食らわされる可能性があります。
よって、こちらも大きな流れについて行くという考えの元、「売り」目線で考えていきましょう。
レンジの場合
最後にユーロドル日足のレンジ相場のチャートです。
上記のチャートは行ったり来たりで方向感がないですね。
長期足でこういう状況の時は、エントリーをしてもどちらにいくか全くわかりません。
この場合、大きな流れについていくやり方をする人はエントリーをしない方が良いかもしれません。
特にレンジ幅が大きい場合、エントリーをしても上下の動きに振り回されて簡単に損切りになってしまいます。
レンジ幅が小さい場合は同じところで止まっていたりしたら逆張りができるかもしれません。
ただ逆張りは反転を予測してのエントリーのためなかなか難しいです。
よって長期足で今回のような場合は、エントリーをしないか1時間足でトレンドが出だしたらエントリーを検討し、短期で手仕舞いをするという方法を取るのが良いかと思います。
ただトレンドが出ていないため、エントリーしても利益はそんなに伸ばせる相場環境ではありません。
損切り幅から考えてターゲットまでがあまり利益が取れそうになければ、エントリーをしない方が良いかと思います。
なぜならリスクリワードが悪くなってしまうからです。
よってレンジを抜けるまでは待った方が良いでしょう。
ただこの場合の注意点として、レンジを少し抜けただけでエントリーをしてしまうと実はレンジ抜けをしていなかった(ヒゲで駆られた)ということにもなりかねません。
レンジを抜けるまでずっと待っていたわけですから、エントリーをしたくてたまらない気持ちになっているかとは思いますが焦らないことが大事です。
しっかりと押し目、戻り目を待ちましょう。
まとめ
相場の流れを正確に読み取ることは、FXトレードでの勝利に不可欠です。
上昇トレンド、下降トレンド、そしてレンジ相場の特徴と取引のポイントを押さえることで、トレーダーはより効果的なエントリーを行うことができます。
上昇トレンドでは、高値と安値が上昇し、ダウ理論のように明確な上昇トレンドが形成されます。
この場合、買い目線でのエントリーを検討し、上昇のポイントを見極めることが重要です。
一方、下降トレンドでは売り目線でのトレードを考えるべきであり、下降トレンドの勢いが強いことに注意が必要です。
一方、レンジ相場では相場の方向感が乏しく、価格が行ったり来たりする傾向が見られます。
こうした状況では、大きな流れに沿ってトレードすることが重要です。
レンジ幅が大きい場合は、エントリーを避け、レンジを抜けるまで待つ方が良いでしょう。
相場環境の認識によるトレードは、ローソク足や移動平均線だけに頼ることを超えた視点を提供します。
トレンドとレンジ相場の特徴を理解し、適切な取引のポイントを押さえることで、トレーダーは相場の流れに乗り、より高い確率で勝利を収めることができます。
正確な相場環境の認識は、トレーダーの成功に欠かせないスキルです。
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