
エコノミストとは主に経済学者のことを言いますが、一般的には証券会社や金融機関、官公庁等で、景気の動向や金融市場、経済状況について情報収集などを行い分析、予測をする経済のプロです。
様々な雑誌などでエコノミストの意見などが取り上げられていますが、エコノミストの言うとおりにしていれば儲かるのでしょうか?
経済の分析は難しい
FXでは指標発表や世界中の大きなニュースで為替が変動することがあります。
そして米国の場合、一般的に指標発表の際に予想より結果が良ければ円安方向に、予想より結果が結果が悪ければ円高方向へ行くと言われています。
そして予想と結果が違っていても既に価格に織り込み済みの場合は、あまり動きがない場合もあります。
ですが、かなりの指標発表後のチャートを見ていて思いますが、あまり定説通りになっていません。
そして想定される動きと違う場合は、価格が織り込み済みと言い訳が出来てしまいます。
以前、経済の専門家が雑誌で円高、円安を予想し、競って順位をつけている企画を見たことがあります。
その第1位の人の的中確率は45%くらいでした。
経済のプロでも半分以上予想を外しているのです。
よって一般の人間がニュース等で為替の動きを予想するのは難しそうです。
さらに先ほどの結果から、エコノミストの言うとおりに売買を繰り返すのもやめたほうが良いかもしれません。
その一例として、2011年の東日本大震災があげられます。
普通の考えとして東日本大震災はかつてない日本の危機です。
多くの人は日本経済は悪くなると思ったでしょう。
そして為替に関して言えば円安に向かうと思ったと思います。
実際に大半のエコノミストは円安を予想していたそうです。
ただ実際にはそうななりませんでした。
一時期大幅な円高となったのです。
これは誰も予想できなかったことだったと思います。
東北で被災した多くの工場や会社が、再建の資金調達のため持っていたドルを売ったことからこのような状況になったようです。
そうしたことを経済のプロでも読めなかったということです。
やはり自分で判断し、自分の責任でトレードができるようになりましょう。
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