
FXのチャートにはいくつかの種類があります。一番代表的なものがローソク足チャートで、日本では多く方が使用されていると思います。
ですが、ローソク足チャート以外にも欧米などで良く使用されるチャートがあります。今回は代表的なチャートの種類とメリット、デメリットなどを紹介します。
バーチャート

上図のチャートがバーチャートと呼ばれるものとなります。
日足を例にとりますと、1日の高値と安値を結んだものが縦線になります。そしてその縦線の左側に出ている線が始値となり、右側に出ているものが終値となります。
また始値を表示しない3本値の場合もあります。この場合は高値と安値を結んだ縦線と右側に飛び出た横線のみの表示となります。
始値を表示させない理由としましては、欧米などでは特に終値を重視する傾向にあるということが考えられます。
あと終値が分かればFXの場合は値が飛ぶことは少ないことから、次の始値も同じ位置からスタートするため必要がなく、見やすくなるという点があります。
さらにローソク足チャートのように色分けをしなくてもその日の高値、安値が分かるのが特徴となっています。
デメリットとしては、その日の値が上昇したのか、下降したのかが分かりづらい点があります。
特に始値を表示させない3本値を利用した場合、見ただけで上昇か下降かの判断に時間がかかります。
ローソク足チャート

上記のチャートがローソク足チャートと呼ばれるものとなります。
これは日本で生まれたもので、恐らく日本人が一番利用しているチャートと思われます。メリットとしては始値、終値、高値、安値が非常に分かりやすいという点です。
さらに色分けがされているために日足を例にとると上昇をして終わったのか、下降して終わったのかなどその日の上下が一目でわかる点が優れています。
デメリットとしてはFXを始めたばかりの人にとって非常に仕組みが複雑ということがあります。読み取るようになるまでに少し時間がかかります。
自分も最初のころはローソク足の見方が分からず、覚えるまでに時間がかかりました。
あとは高値、安値、始値、終値、上昇、下降などが一目でわかることから情報過多になり、トレードを行う際の判断に迷いやすいことが挙げられます。
特には自分に都合の良いように判断をしがちになってしまうことが考えられます。
ラインチャート

ラインチャートとは上図のようなもので、終値を結んで形成され1本の線で示されています。
メリットとしては、一番シンプルなチャートで大まかな流れをつかむのに適しているといえます。
シンプルがゆえに多すぎる情報に惑わされることなく、相場の判断ができるというメリットもあります。
ですが、このシンプルすぎるということがデメリットにつながります。
例えば日足チャートの場合にその日の高値、安値が表示されないため大きく上昇した後に戻ってローソク足でいうと長いヒゲが付いた状態になった時に、そのことがわからないということがあります。
特に相場の大きな転換がある場合などは長いヒゲが良く出る傾向にあります。そのことがラインチャートでは分からないということになります。
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