
上昇フラッグを形成した後に「買い」エントリーを行う手法について、過去のトレード記録を参考に解説していきたいと思います。
長期足の相場環境の確認から、実際に上昇フラッグ形成後のエントリー方法まで細かく解説してありますので参考になれば幸いです。
上昇フラッグ後の「買い」エントリー手法!
今回のトレードについて
豪ドル円の取引しました。
いつもはエントリーすると数日はポジションを持つスタイルなのですが、今回はは短時間で決裁しました。
無駄に2回エントリーをしてしまったのが悔やまれます。
そのままずっと持っておいて1回の決済にしておきたかったところです。
では今回のトレードの分析と反省をしていきます。
日足の相場環境を確認

まず豪ドル円の日足です。
トレンドフォローが一番勝ちやすいと思っているため、日足を基準にきれいにトレンドを描いている通貨を選びました。
その際に豪ドル円の日足が綺麗に上昇していたため「買い」目線で考えていました。
4時間足の相場環境を確認

豪ドル円の4時間足です。
動きとしては高値、安値を同時に切り上げていっているようでしたのでここも「買い」で良いと判断しました。
高値・安値を同時に切り上げる状態というのは「ダウ理論」でいいますと、上昇トレンド中の状態と判断できます。
ただ少し見にくいかもしれませんが、黄色丸の所が前回の高値を切り上げているのかいないのか、かなり微妙な所ではありました。
ですが次の安値が前回の安値を切り上げていましたので、そのまま買いでいくつもりでいました。
エントリーポイントと決済ポイント

豪ドル円の1時間足です。
今回は教科書通りのパターンで利益がとれました。
まず上昇フラッグを形成しています。
本当は上昇フラッグの上値抵抗線突破した黄色丸あたりで買いを行いたかったのですが、その時はチャートを見ていませんでした。
たまたま見た時にエントリーできそうなポイントが、青丸あたりでしたのでエントリーと決済を2回やりました。
根拠としては水平線突破で押し目を形成したことです。
今回の反省点としては、エントリー後にチキン食い(びびってすぐ決裁してしまうことです)をやり、その後伸びてきたからまたエントリーという、あまり良くないことをしてしまったかもしれません。
トレード結果

最終結果です。
わずかな値幅を取るのにエントリーと決済を2回繰り返しました。
長期足での相場環境をしっかりと分析しているのですから、もう少し自信を持ち利益を伸ばすようにしないとトータルでは負けにつながってしまいます。
今回は利益が出たから良かったものの、これを繰り返すのは良くないでしょう。
気を付けようと思います。
分析は間違っていなかったようで、基本的なパターン通りに相場が動いてくれました。
毎回こうなるとありがたいのですが、そうもいかないのが相場です。
いくつかの想定をし思惑通りにいかなければ、躊躇なく損切りを実行することが大事です。
まとめ
上昇フラッグが出現した場合に、上昇フラッグ内で逆張りを行うといった手法も存在しますが、かなり難易度は高いと思われます。
損切り回数を増やすことになりかねませんので、一番安全なのが今回ご紹介したようなフラッグを突破した後に一度押し目を待ってエントリーを検討するというものだと思います。
特に大事なのが一度押し目を待つという点です。
なぜかと言いますとフラッグを突破したのみでは、またフラッグ内に戻ってきてしまう「ダマシ」の可能性もあるからです。
またこのフラッグを下抜けした場合はしばらく様子を見た方が良いかもしれません。
チャートパターンとしては上に抜けて、その後に上に行くパターンです。
よって想定と異なる動きになった場合は無理にエントリーをしない方が良いでしょう。
以上、上昇フラッグ後の「買い」エントリー手法についての解説でした。
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