
FXにおいて利益を獲得しようとした場合に大事なことは、トレンドに乗るということになります。
特にFX初心者は逆張りではなく、大きな流れに乗ってトレードをした方が勝率は高くなるかと思います。
では大きな流れに乗るために知っておくこととして、基本中の基本は何かといいますとローソク足の見方を覚えるということです。
ローソク足の見方を覚えることは家で例えると、土台部分になるかと思います。土台がしっかりとしていないと良い家は建てられません。
よって上昇や下降の勢いを見るのに、ローソク足がどういう動きをすれば上昇や下降の勢いが強くなるのかを理解しましょう。
上昇の基本

ローソク足から見る上昇についてですが、前回の高値を今回の終値が上回る状態をいいます。
上記の図で言いますと、青で示した前回高値を今回の終値である赤丸部分が上回っています。上昇の勢いが強くなるとこの場面が良く見られるようになります。
なお短期足ではあまり意味がないかもしれませんので、長期足での状態と考えてもらえばと思います。

そして先ほどのローソク足の形を元に、上昇トレンドの場面を見てみます。
赤矢印で示した上昇トレンドの部分では、先ほど示した前回の高値を次のローソク足の終値が上回っている場面が連続していることが分かります。
さらにトレンドの勢いが強いかどうかの判断としては、過去数本の時間足の最高値より現在の時間足の高値が高い方が勢いが強いと考えられます。
しかもそれが連続することがあれば、明らかに買い目線で考えたい所です。
このようにインジケーターやチャートパターンを見なくてもローソク足の基本をおさえることで、相場が現在トレンドの出ているときか、そうでないのかが分かるようになると思います。
下降の基本

下降の場合は先ほどと反対で、前回の安値を今回の終値が下回っている状態をいいます。
上記の図で言いますと、青丸で示した前回の安値を今回の終値が下回っている状態をいいます。これらも下降の勢いが強くなると、よく見られる場面となります。

下降トレンド継続中の場面です。赤矢印で示したように勢いよく下降していることが分かります。
そして、ローソク足の動きは先ほど説明した前回の安値を今回の終値が下回っている動きになっている場面が多いことが分かります。
さらにトレンドが強くなる条件として、前回数本の最安値より現在の安値の方が低いということがあげられます。
トレンドが出る時は陰線一本で極端に長いものが出る場面はそれほど多くなく、波形を描きながら下降していくため、このようなことを覚えておくと現在の相場環境を見るのに役立つかと思います。
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